工業高等専門学校から編入を目指す人へ
東京工業大学化学3年編入 東京工業高等専門学校
私は大学の3年次への編入学を目指し工業高等専門学校に入る道を選びました。吉川義塾へは,兄が大学受験のときにお世話になっていたこともあり,英語を勉強するために高専4年の4月から通い始めました。
一般に,理工系の編入学試験は高専5年の夏から秋にかけて行われ,科目は数学・英語・物理・化学の4教科に加えて大学によっては専門科目が課せられます。高専では低学年から理系科目をみっちりやるので,それなりの勉強をしていれば編入学試験の理系科目で困ることはあまりありません。しかし英語に関しては高専の授業では普通高校のレベルには遠く及ばないのが事実であり,私の英語力も吉川義塾に通い始めた当時はひどいものでした。
塾に入ってすぐは高校生の中に一人混じって授業を受けることに抵抗もありましたが,一般の大学受験を控えている高校生の勉強へのやる気を肌で感じ,私も負けていられないなとやる気が出ました。高専では全員が受験をするわけではなく,半分以上の人たちは就職を希望するので,編入学試験では周りに流されることなく勉強へのモチベーションを持続するということもとても重要です。学校では普段味わうことの無い受験の雰囲気を味わえたという意味でも,塾に入って勉強したことは大きな意味があったと思っています。
吉川義塾では,文法や単語力の強化など,高専では絶対に受けられないような授業を受けることができ,英語力がどんどんと上がっていくのが自分でもわかりました。編入学試験の英語でも一般の大学受験のものと大差はないので,吉川義塾ぐらいのレベルの高さであれば高校生と一緒の授業を受けていても十分に試験に対応できるはずです。そしてそのことを今回の受験で実証することができ,吉川義塾に入って本当に良かったと思っています。
最後に,編入学試験という特殊な道を目指していた私を受け入れ,厳しく指導して下さった吉川先生にお礼を申し上げます。